女は生きづらいよ一覧

コロナだけどみんなどうしてる?

4月7日に緊急事態宣言がなされて以来、東京と近郊の裁判所の予定が全て取り消されました。

私も、とある基礎疾患がある身なので、なるべく外出を避けるため、在宅勤務に切り替えています。

巷でも在宅勤務が増えているようで、頭に浮かぶのは、これまでお会いしたたくさんのDVの相談者さんたちですね。離婚には踏み切れないけれども、相談だけしたい、と仰る方はたくさんおられます。その方たち、夫がずっと家にいたりしたら、逃げ場がないんじゃないかなーと思いを巡らせております。

もし、なんとか一人になれる時間があったら、連絡ください。電話やオンラインでいつでも相談受け付けておりますので。

それともう一つ心配なのは、全国の主婦の皆さんの心の平安ですね。

私も主婦歴が長かったのですが、もし家族のご飯を毎日3食真面目に用意しなきゃいけないなんてことになったら間違いなく発狂します。

ごはん作るの嫌いじゃないけど、毎日3回やりたいほど好きな人なんていないでしょ?

しかも予算と冷蔵庫の材料と残り物ともにらみ合いながら。

ましてコロナで、収入の減少があったりして外食や手抜きも難しいとなると。

私は少なくとも15年くらいは、子どものご飯をどうするかということを考え続けて生きてきたので、今その反動で、ほとんどご飯作りません。でもそうできるのは恵まれてるなあとも思います。

まとまりませんがみんな頑張って生き延びよう。


夫婦別姓はいいぞ その2

前回の投稿で事実婚の良さを熱弁しました。

ただ問題は,一方が意識不明の時に医療行為の決定権がなさそうであること。

これについて,委任契約書を公正証書にしておくという方法を採っている人がいるようです。確かに,単に委任契約書を作っておくよりも,公正証書になっていれば病院も「そうですかそれなら」と簡単に納得してくれそうです。

でもそれってお金かかる。公正証書はお金がかかるんです。

そこでいい方法を思いついた。

それは「どこか海外で結婚しておく」。これです!

結婚するには実質的成立要件と形式的成立要件を満たすことが必要で,前者は両方日本人だし独身だし問題なくクリアです。後者はつまり婚姻の形式で,日本法によることもできますが行為地法によることもできます。

つまり例えば,ネバダ州の方式にのっとれば,ラスベガスで結婚できるよ!

どこで結婚しようがその地の方式でやっておけば,日本でも有効な婚姻だよ!

そこで結婚して結婚証明書を取っておき,いざというときのために一応和訳もつけておけば,病院に「どうだ」と示すことができそうです。「なんだこれは」と言われたら上記のような説明するわけです。弁護士だし。

ただしこの方法の問題は,本当は報告的届け出として,日本にも結婚したことを届けなくてはならない点です。もし,正当な理由がないのに,3か月以内に届け出をしないと,5万円以下の過料が課せられる可能性があります。

「別姓を維持したい」というのは果たして正当な理由になりうるのか?

私はなり得ると思います。万一過料になっちゃったら新たに憲法訴訟が出来そうですね!

まあそこまでしなくても,いざ,相方が意識不明になっちゃったら,外国で取得した結婚証明書を区役所にもっていってそこで届け出をすれば戸籍にも反映されます。

ラスベガスで結婚してくるか。


夫婦別姓はいいぞ

夫婦別姓,サイボウズの青野社長が新たに訴訟を提起したことで話題ですね。

私はずっと事実婚で,名字を変えたことはありません。

事実婚はいいぞ。

楽だぞ。

何がいいって,いろいろありますが

・姓を変えることに伴うわずらわしさがない

・自分がずっと自分な気がする

・相手の家族に嫁扱いされない(!)

・家族のことをいちいち国に申告してない,この自由な感じが心地よい

・夫と名字が違うので夫婦とは認識されずプライバシーを保てる

などなど。

ただ,お金の面だけいえば,それなりに損はしていると思います。配偶者控除とか受けられませんからね。私が仕事している分には,特に関係ないですけど。

相続は,全部子どもに行くからいいやと思っているし。

唯一心配なのは,相手か自分が倒れたときに,治療に関わる決定権がお互いないかもしれないところですね。これは,子どもがいるので子どもとの信頼関係がある限りはまあ大丈夫とは思うのですが,諸外国のように契約で何とかできないのか,研究しなくちゃと最近思っています。進展があったら報告します。

そういうわけで,私個人としては,何も法制化されなくても事実婚で十分です。別姓法案が通っても,届けはたぶん出さないと思います。法制化よりも事実婚に権利を!

ですが,まあ,少々自分が自由を愛しすぎだろというのは自覚していて,お金のことその他を考えて「夫婦別姓を認めてほしい」と考える人の気持ちも分かる。

なので,積極的にではないですが,訴訟は応援しています。

ちなみに,夫婦別姓に反対する人々がいう「子どもがかわいそう」論について。

当事者たるうちの子どもにきいてみたら

「は?何が?」

という反応だった。現場からは以上です。


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