夫婦別姓,サイボウズの青野社長が新たに訴訟を提起したことで話題ですね。
私はずっと事実婚で,名字を変えたことはありません。
事実婚はいいぞ。
楽だぞ。
何がいいって,いろいろありますが
・姓を変えることに伴うわずらわしさがない
・自分がずっと自分な気がする
・相手の家族に嫁扱いされない(!)
・家族のことをいちいち国に申告してない,この自由な感じが心地よい
・夫と名字が違うので夫婦とは認識されずプライバシーを保てる
などなど。
ただ,お金の面だけいえば,それなりに損はしていると思います。配偶者控除とか受けられませんからね。私が仕事している分には,特に関係ないですけど。
相続は,全部子どもに行くからいいやと思っているし。
唯一心配なのは,相手か自分が倒れたときに,治療に関わる決定権がお互いないかもしれないところですね。これは,子どもがいるので子どもとの信頼関係がある限りはまあ大丈夫とは思うのですが,諸外国のように契約で何とかできないのか,研究しなくちゃと最近思っています。進展があったら報告します。
そういうわけで,私個人としては,何も法制化されなくても事実婚で十分です。別姓法案が通っても,届けはたぶん出さないと思います。法制化よりも事実婚に権利を!
ですが,まあ,少々自分が自由を愛しすぎだろというのは自覚していて,お金のことその他を考えて「夫婦別姓を認めてほしい」と考える人の気持ちも分かる。
なので,積極的にではないですが,訴訟は応援しています。
ちなみに,夫婦別姓に反対する人々がいう「子どもがかわいそう」論について。
当事者たるうちの子どもにきいてみたら
「は?何が?」
という反応だった。現場からは以上です。